中古マンションの入居前にハウスクリーニングは必要?作業内容や選び方も解説
「購入した中古マンションの入居前にハウスクリーニングは必要?」とお悩みではありませんか?
前の住人が生活していたときの汚れやニオイが残っていると、新生活を気持ちよくスタートできないものです。
しかし、どの範囲まで業者に頼むべきか、費用はどのくらいかかるのか、どのような業者を選べば良いのかなど、わからないことも多いでしょう。
そこで今回は、中古マンションのハウスクリーニングが必要なケースや依頼できる内容、費用相場、業者の選び方を詳しく解説します。
ハウスクリーニングを検討している方はぜひ最後までお読みください。
目次
1.中古マンションに入居するときハウスクリーニングが必要なケース
中古マンションの入居前にハウスクリーニングが必要になる主なケースは、以下のとおりです。
- 前の住人の生活汚れやニオイが気になっている場合
- カビ・ダニ・ホコリなどのアレルゲン対策をしたい場合
但し、これらは一般的なハウスクリーニング業者では対応できない場合が多いです。
その理由をそれぞれ解説します。
ケース1.前の住人の生活汚れやニオイが気になっている場合
まず、中古マンションに入居するとき事前対応が必要なのは、前の住人の生活汚れやニオイが気になっている場合です。
特に以下のニオイは時間が経つにつれて構造物内部に深く浸透していき、普通の掃除や消臭スプレーなどだけでは除去しきれません。
- ペット(微生物由来)
- 生活臭(微生物由来)
- たばこ(化学物質由来)
- 香水(化学物質由来)など
こうした汚れやニオイは、内部や深部に侵入した原因物質が悪臭放散の原因となっているため、ハウスクリーニングのような表面洗浄ではなく、レストレーションによる内部や深部洗浄を行うことで再放散を防ぐことができます。
自分で対処するのは難しいため、「新生活を気持ちよくはじめたい」と感じたらプロの手を借りてください。
ケース2.カビ・ダニ・ホコリなどのアレルゲン対策をしたい場合
次に中古マンションに入居するとき事前の対策が必要なのが、カビ・ダニ・ホコリなどのアレルゲン対策をしたい場合です。
前の住人が掃除を十分にしていなかった場合や、設備の劣化などによって一定以上の湿潤環境だった場合、目に見えないカビなどの微生物がアレルギーの原因になります。
いずれも空気中に漂い、呼吸器系に影響を与えるケースも否定できません。
また、浴槽の追い炊き機能を使用していた家では、配管内部に湯アカや皮脂汚れ、雑菌、さらにはレジオネラ菌などの有害な菌の繁殖を引き起こしているケースもあります。
菌類は見た目で確認できず、市販の洗浄剤だけでの完全な除去は困難です。
小さなお子さんや、高齢者、アレルギー体質の方がいる場合はIAQ測定(空気室測定)やプロに相談をすることをおススメします。
2.中古マンションのハウスクリーニングで依頼できる作業内容は?
ここからは、中古マンションのハウスクリーニングで依頼できる主な作業内容について解説します。
よくある家事代行との違いにも触れるため、ぜひ参考にしてください。
基本的な作業内容
ハウスクリーニング業者に依頼すると、以下のような基本的な中古マンションの清掃を受けられます。
- キッチン(シンク・コンロ・換気扇など)の油汚れ落とし
- 浴室(浴槽・壁・排水口)のカビ除去
- トイレ・洗面所の水アカ・尿石の除去
- 床、窓ガラス、建具の拭き上げ など
通常の掃除とは異なり、プロの技術と専用の洗剤・機材を用いるため、普段手の届かない場所や頑固な汚れもしっかりと落としてくれます。
オプションで依頼できる作業内容
上記で触れたハウスクリーニングの基本的な清掃に加えて、以下のようなオプション作業も依頼できます。
- エアコンの内部洗浄
- フローリングコーティング(床を保護する特殊な塗装)
- クロスやカーペットの張り替え・クリーニング など
オプション作業を依頼したい場合は、見積もり時に業者に相談してください。
複数箇所をまとめて依頼することでセット割引になるケースもあるため、複数社から見積もりを取ることをおすすめします。
【補足】ハウスクリーニングとレストレーションの違い
ハウスクリーニングとレストレーションの違いは、解決する悩みの対象にあります。
通常、ハウスクリーニングは表面や表層を中心に美観を目的とした、専門的な清掃技術と特殊な洗剤・機材を使用する、清掃サービスです。
一方、レストレーションは目に見えない微細な細孔内に潜む有害物質除去(衛生環境復旧)を目的とした専門的な洗浄技術と専用の薬剤や機材を使用する、より本格的な復旧サービスです。
そのため、中古マンションに入居する前の大がかりな清掃には、レストレーションが適しています。
3.マンション売却前のレストレーションで依頼できる作業内容
ここからは、マンション売却前のレストレーションで依頼できる主な作業内容を解説します。
ハウスクリーニングとの違いも整理するので、どこまで手を入れるべきかで迷っている方は参考にしてください。
基本的な作業内容
レストレーションを依頼すると、見た目の清掃だけでなく、健康被害や構造物被害などの遅発性被害の原因となる目に見えない化学物質や微生物の除去もまとめて任せられます。
- タバコやペット、生活臭などの消臭(原因物質の除去・戻り臭の対策)
- クロス裏・天井裏・収納内部など、表面に出にくい箇所のカビ除去
- 浴室・洗面・キッチンなど水回りのカビ除去(目地・排水まわり含む)
- エアコン内部のカビ除去・洗浄(送風臭の対策)
- 内装工事(クロス張替え、床の補修・張替えなど) など
ハウスクリーニングは基本的に表面の汚れを落として美観を整えるサービスです。
一方、レストレーションはニオイやカビの原因が潜みやすい箇所まで踏み込み、内覧時の印象低下やニオイ戻りのリスクを下げることを狙います。
オプションで依頼できる作業内容
基本作業に加えて、物件の状態や売却方針に応じた以下のオプション作業も依頼できます。
- 仕上げとしてのハウスクリーニング(床・窓・建具などの清掃)
- VOC調査 / 除去(化学物質臭が気になる場合の確認・対策)
- IAQ測定(空気質の調査)(空気環境の不安を数値で確認) など
オプションを付けるか迷ったら、見積もり時に「臭い・カビが気になる」と伝えるだけにしないのがコツです。
どの部屋で・いつ・どんなときに症状が出るかまで伝えると、必要な作業に絞りやすくなります。
複数箇所をまとめて依頼すると工程を一本化できる場合があるため、2〜3社で見積もりを取り、作業範囲の差まで比較してください。
4.マンション売却前にレストレーションを行うメリット
マンション売却前にレストレーションを行えば、内覧での印象づくりと、後から出やすい不安の両方が解決可能です。
ここでは、売却前に実施するメリットを3つに整理します。
メリット1.内覧時の印象を底上げでき、値下げ交渉リスクを下げやすい
マンション売却前にレストレーションを行うと、内覧時の第一印象が整い、値下げ交渉の材料を減らしやすくなります。
内覧では短時間で「住めそうかどうか」を判断されるため、見た目以上に臭い・湿っぽさ・水回りの違和感が評価を左右するからです。
たとえばタバコ臭やペット臭、水回りのカビ臭がわずかに残っているだけでも、購入検討者は「後で費用がかかりそう」と感じ、交渉に持ち込みやすくなります。
そのため、原因に踏み込むレストレーションで不安要素を減らしておくと、結果として価格交渉の論点が作られにくくなるのです。
メリット2.臭い戻り・カビ再発など後から出る問題を抑えやすい
売却前にレストレーションを行うと、臭い戻りやカビ再発といった後から表に出る問題を抑えやすくなります。
なぜなら、臭いやカビの原因は壁紙の裏やエアコン内部など表面清掃では残りやすい場所に潜み、温湿度や換気の変化で再放散・再発し、被害を拡大させる可能性があるため、原因側まで処置するレストレーションを行うと抑えやすいからです。
表面清掃だけでは、壁紙の裏やエアコン内部、収納の奥といった原因が残りやすい箇所に手が届かず、換気や温湿度の変化で再放散・再発が起きることがあります。
たとえばクリーニング直後は気にならなくても、雨の日やエアコン稼働時に臭いが戻り、内覧で指摘されるケースもあるのです。
そのため、原因側まで処置する設計で進めると状態が安定しやすく、内覧のタイミングが前後しても印象が崩れにくくなります。
メリット3.状態を整える範囲を選べるため、費用対効果を作りやすい
売却前のレストレーションは、範囲を選んで組み立てられるため、費用対効果を作りやすくなります。
売却は投資額が必ず回収できるとは限らないので、全室を同じ濃度で実施するよりも、買い手が嫌がりやすいポイントに重点投資するほうが合理的です。
たとえば臭いが強い部屋は消臭とエアコン内部洗浄を厚めにし、水回りはカビ対策を優先し、その他は仕上げのハウスクリーニングで整えるといった設計ができます。
見積もり時に症状と優先度を整理して伝えることで、必要な工程に絞りやすくなり、結果として無駄の少ない投資になりやすいです。
5.マンション売却前にレストレーションを行うデメリット
売却前のレストレーションには効果が期待できる一方で、費用と日程の面で注意すべき点もあります。
実施前に把握しておきたいデメリットは以下の2つです。
- 費用がかかり、売却価格に必ず上乗せできるとは限らない
- 作業期間と段取りが必要で、売却スケジュールに影響する場合がある
1つずつ、見ていきましょう。
デメリット1.売却価格に必ず上乗せできるとは限らない
売却前にレストレーションの費用は、売却価格に必ず上乗せできるとは限りません。
レストレーションは工程が増えやすく、薬剤や機材も専門的になり、一般的なハウスクリーニングよりコストが上がる傾向があります。
しかし評価はエリア相場や競合物件の条件、買い手の比較状況で決まるため、支出がそのまま価格に反映されるとは言いきれません。
たとえば相場が強いエリアでは効果が出やすい一方、相場が弱いエリアでは回収が難しいこともあります。
価格アップ狙いではなく、内覧離脱や値下げ交渉の要因を減らす目的で捉えると、投資判断がしやすくなります。
デメリット2.売却スケジュールに影響する場合がある
売却前のレストレーションは、作業期間と段取りが必要になり、スケジュールに影響する可能性があります。
なぜなら、レストレーションの基本作業には乾燥工程があるため、即日で完結しないケースが大半であるからです。
たとえば内覧開始日が決まっているのに着手が遅れると、撮影や内覧の計画が後ろ倒しになり、機会損失につながるおそれもあります。
見積もり時点で作業範囲と所要日数、当日の立ち会いの要否まで確定しておくと、売却活動を止めずに進めやすくなります。
6.マンション売却前のレストレーションで依頼できる作業内容
ここからは、マンション売却前のレストレーションで依頼できる主な作業内容を解説します。
ハウスクリーニングとの違いも整理するので、「どこまで手を入れるべきか」で迷っている方は参考にしてください。
基本的な作業内容
レストレーションを依頼すると、見た目の清掃だけでなく、ニオイやカビの原因が残りやすい箇所まで含めて整える作業をまとめて任せられます。
- タバコやペット、生活臭などの消臭(原因物質の除去・戻り臭の対策)
- クロス裏・天井裏・収納内部など、表面に出にくい箇所のカビ除去
- 浴室・洗面・キッチンなど水回りのカビ除去(目地・排水まわり含む)
- エアコン内部のカビ除去・洗浄(送風臭の対策)
- 仕上げとしてのハウスクリーニング(床・窓・建具などの清掃) など
ハウスクリーニングは基本的に表面の汚れを落として美観を整えるサービスです。
一方、レストレーションはニオイやカビの原因が潜みやすい箇所まで踏み込み、内覧時の印象低下やニオイ戻りのリスクを下げることを狙います。
オプションで依頼できる作業内容
基本作業に加えて、物件の状態や売却方針に応じた以下のオプション作業も依頼できます。
- 内装工事(クロス張替え、床の補修・張替えなど)
- VOC調査 / 除去(化学物質臭が気になる場合の確認・対策)
- IAQ測定(空気質の調査)(空気環境の不安を数値で確認) など
オプションを付けるか迷ったら、見積もり時に「臭い・カビが気になる」と伝えるだけにしないのがコツです。
どの部屋で・いつ・どんなときに症状が出るかまで伝えると、必要な作業に絞りやすくなります。
複数箇所をまとめて依頼すると工程を一本化できる場合があるため、2〜3社で見積もりを取り、作業範囲の差まで比較してください。
7.中古マンションのハウスクリーニング費用はだれが負担する?
中古マンションのハウスクリーニング費用については、基本的に「買主」の自己負担で依頼します。
賃貸物件とは異なり、売買契約では特別な取り決めがない限り、物件の状態をそのまま引き渡す契約が一般的だからです。
ただし、物件によっては売主側でハウスクリーニングを実施済みの場合もあります。
そのため契約前に「クリーニング済みか」「実施済みなら範囲はどこまでか」を不動産会社に確認すると安心です。
もし売主側でクリーニングを実施していても、より徹底的に清掃したい場合は追加での依頼も可能です。
8.中古マンションのハウスクリーニングの費用相場は?
中古マンションのハウスクリーニング費用は、約15万円〜30万円程度です。
以下のように、間取り別・または部位別に料金プランが設定されているのが一般的です。
【間取り別の費用相場】
| 間取りタイプ | ハウスクリーニング費用 |
| ワンルーム・1K | 16,000円~23,000円 |
| 1DK・2K | 19,000円~26,000円 |
| 1LDK・2DK | 25,000円~36,000円 |
| 2LDK・3DK | 33,000円~48,000円 |
| 3LDK・4DK | 42,000円~60,000円 |
| 4LDK以上 | 49,000円~105,000円 |
【部位別の費用相場】
| 場所 | 費用相場 |
| エアコン清掃 | 12,000〜15,000円 |
| 換気扇清掃 | 12,000〜15,000円 |
| 浴室清掃 | 15,000〜18,000円 |
| トイレ清掃 | 10,000〜13,000円 |
| フローリング清掃 | 20,000〜28,000円 |
| キッチン清掃 | 12,000〜20,000円 |
汚れの程度や広さ、オプションの有無によって料金は増減するため、実際の見積もりで確認するようにしてください。
予算に余裕がない場合は、特に気になる部分だけを依頼するか、セット割引が利用できる業者を選ぶのがおすすめです。
9.中古マンションのハウスクリーニング業者の選び方
中古マンションのハウスクリーニング業者を選ぶときの主なポイントは、以下のとおりです。
- 実績が豊富か
- プランや料金が明確か
- 口コミ・評判がいいか
何を見るべきか、それぞれ解説します。
選び方1.実績が豊富か
ハウスクリーニングは、中古マンションの清掃や入居前対応に強い業者を選ぶのが基本です。
経験豊富な業者ほど、さまざまな汚れに対応できるノウハウを持っています。
実績を見極めるためには、以下の点をチェックするのがおすすめです。
- 創業年数や施工実績の件数
- 保有している資格や認証
- 中古物件での作業実績
- 不動産会社との提携状況
- リフォーム直後の対応実績
業者のホームページで創業10年以上、または年間500件以上の実績があれば信頼できる基準といえるでしょう。
「IICRC(Institute of Inspection Cleaning, Restoration, and Certification)」や「JECA(日本清掃技術者協会)」などの認証を持っている業者も、国際的な基準に基づいた技術を持っているといえます。
選び方2.プランや料金が明確か
料金の透明性も、ハウスクリーニング業者を選ぶ際に見ておきたいポイントです。
詐欺に引っかからないためにも、以下の点をチェックしてください。
- ホームページに料金表が明記しているか
- 見積もりに作業範囲が詳しく書かれているか
- 追加料金が発生する条件は明確か
- 作業時間の目安を示しているか
- オプション料金をわかりやすく表示しているか
見積もり書に基本料金と追加料金の条件を明記している業者や、質問に丁寧に答えてくれる業者は良心的な場合が多いです。
頑固な汚れの除去や特殊な洗剤の使用、高所作業などは追加料金を必要とするため、見落とさないように事前に確認してください。
選び方3.口コミ・評判がいいか
中古マンションのハウスクリーニング業者を選ぶときには、実際に利用した人の声をチェックするのもおすすめです。
口コミや評判をチェックするためには、以下を参考にしてみてください。
- Google・Yahoo!などの口コミサイトでの評価
- 公式サイトに掲載されている利用者の声
- SNSでの評判
- 知人・友人からの紹介
- 不動産会社からの推薦
あくまでも目安ですが、口コミの評価が3.5以上で、作業内容や対応への評価が高い業者であれば信頼できるといえるでしょう。
スタッフの対応や清掃の仕上がり、料金の透明性、時間通りに来てくれたか、などの点に注目してください。
「作業が丁寧」「スタッフの対応が良かった」といった具体的な評価は参考になりますが、「安かった」という評価だけで選ぶのは危険なため、総合的に判断するのが肝要です。
10.中古マンションの入居前はレストレーションを利用しましょう
中古マンションの入居前にレストレーションを利用すれば、前の住人の生活汚れやニオイを除去し、アレルゲンへの対策も行えます。
中古マンションでの新生活を快適にスタートするためにも、複数社から見積もりを取って比較・検討し、プロの技術を活用して徹底的にきれいにしてもらいましょう。
Spread株式会社では、中古マンションの入居前レストレーションで豊富な実績があります。
一般的なハウスクリーニングから、カビ除去、臭気除去、特殊清掃まで幅広く対応可能です。
火災や水害による復旧作業の経験も豊富なため、どのような状況の中古マンションでも安心してお任せいただけます。
まずはお気軽にご相談ください。








