家の片付けは業者に依頼できる?料金相場やメリット・デメリットも紹介

長年住み慣れた家には、思い出の品や日用品が自然と溜まっていくものです。
子育てを終えた後であれば、子どもの成長記録や使わなくなった学用品など、たくさんの荷物が残されているご家庭も多いでしょう。
「いつかは片付けなければ」と思いながらも、仕事や家事に追われる毎日で、夫も忙しくなかなか一緒に片付ける時間が取れないという方も多いのではないでしょうか。
そのようなときに頼りになるのが、家の片付け業者です。
しかし「業者に頼むのはハードルが高い…」「費用はどのくらいかかるの?」と不安に感じる方もいるでしょう。
そこでこの記事では、家の片付けを業者に依頼するメリットや、具体的な依頼内容、料金の相場まで詳しく解説します。
これから家の片付けを考えている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
1.家の片付けはどのレベルなら業者に頼んでもいい?
家の状態によって、自力で対応できるケースと業者への依頼を検討したほうが良いケースに分かれます。
まず、本や雑誌が少し散らかっている程度や、日用品が整理されていない程度であれば、自力で片付けることが可能です。
このような場合は、家族と協力しながら少しずつ整理を進めていくことをおすすめします。
一方で、以下のような状況の場合は、業者への依頼を積極的に検討しましょう。
- 長年使っていない家具や家電など、大量の不用品がある
- 重たい家具や大型家電の移動が必要
- 仕事が忙しく片付けの時間が取れない
- ゴミの分別方法や回収ルールがわからない
- 自力では搬出入が困難な物がある
- 遺品整理など、専門的な知識が必要
- 整理するスペースがない
特に、物が大量にある場合や重たい物の移動が必要な場合は、怪我のリスクもあるため、無理に自力で行わないことが大切です。
また、地域によってゴミの分別ルールや回収方法が異なるため、この対応に不安がある場合も業者への依頼を考えましょう。
2.家の片付けで業者に依頼できる内容
家の片付けで業者に依頼できる内容は、以下のように多岐にわたります。
- 部屋の清掃
- 不用品の仕分け・買取
- 消臭
- 部屋の原状回復
それぞれのサービス内容について、詳しく見ていきましょう。
依頼できる内容1.部屋の清掃
部屋の清掃は、片付け業者の基本的なサービスの1つです。
長年使用してきた部屋には、日常的な掃除では手が回らなかった場所や、一人では対応できない汚れが溜まっていることもあるでしょう。
業者は、ゴミや不要品の仕分け、搬出や処分などの清掃作業を行います。
特に重たい家具の移動や、天井近くのほこりの除去など、一般の方では難しい作業も安全に実施できます。
また、キッチンやお風呂場、トイレなどの水回りの頑固な汚れにも、専門的な洗剤や道具を使用して丁寧に対応してもらうことも可能です。
清掃後のゴミ処分も業者が一括して引き受けてくれるため、分別や運搬の手間まで省けます。
依頼できる内容2.不用品の仕分け・買取
不用品の仕分けと買取は、片付けの費用を抑えることにもつながることから積極的に検討したいサービスです。
業者は、単なる不用品の回収だけでなく、リサイクル可能なものを適切に見極め、買取を行ってくれます。
対象となるのは、家電製品、家具、ブランド品、趣味のコレクションなど、まだ価値のあるものです。
特に状態の良い家電製品や、デザイナーズ家具、ブランドバッグなどは、相応の価格での買取に期待できます。
ただし、家電に関しては、年式(5年以上買取不可の可能性大)によっては買取出来ない場合があるので注意が必要です。
買取額によっては、片付け費用の一部をカバーできる可能性もあります。
また、専門的な知識を持つスタッフが適切に仕分けを行うため、貴重品の見落としを防ぐことも可能です。
依頼できる内容3.消臭
消臭作業は、プロの技術と専門機器を使用するサービスです。
業者によっては、オゾン消臭や消臭コーティングなどの専門技術を活用し、一般的な掃除では対処できない臭いにも対応します。
例えば、長年の生活で染み付いた生活臭や、ペットの臭い、タバコのヤニ臭さなども、特殊な薬剤や最新の消臭設備を使用することで改善が可能です。
また、カーペットや壁紙、家具などに染み込んだ臭いにも、素材を傷めることなく対応できます。
依頼できる内容4.部屋の原状回復
部屋の原状回復は、清掃以上の専門的な補修や修繕を含むサービスです。
汚れが目立つ場合や、壁や床に傷みがある場合は、クリーニングや軽微な修繕作業を行い、部屋を元の状態に近づけることができます。
具体的には、壁のクロス補修、床材の傷補修、クッションフロアの張り替え、ドアや建具の調整などが一例です。
プロの技術者が作業を行うため、見栄えの良い仕上がりが期待できます。
修繕箇所の状態を詳しく確認し、必要に応じて適切な工法や材料を提案してくれることもあります。
ただし、賃貸物件の原状回復を行う業者を自分で選びたい場合は管理会社への許可が必要です。
指定業者以外の勝手な修繕でトラブルになったケースもありますので、最初に確認をとりましょう。
3.家の片付けを業者に依頼するメリット
家の片付けを業者に依頼する場合、以下のようなメリットがあります。
- スピーディーに片付けられる
- 重たいものや大量のゴミも処分できる
- 不用品を買い取ってもらえる
それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。
メリット1.スピーディーに片付けられる
家の片付けを業者に依頼するメリットは、作業のスピード感です。
自力で片付けようとすると、仕事や家事の合間を縫って少しずつ進めることになり、完了までに数週間から数か月かかってしまうことも珍しくありません。
一方、片付けのプロである業者は、複数名での作業が可能で、効率的な片付けのノウハウも持っています。
そのため、一般家庭の片付けであれば、半日から1日程度で完了可能です。
休日を使って少しずつ片付けるよりも、業者に依頼して一気に片付けを終わらせる方が、精神的な負担も軽減できます。
メリット2.重たいものや大量のゴミも処分できる
大型家具や電化製品など、重たい物の処分に困っている方も多いのではないでしょうか。
自力で運び出そうとすると腰を痛めるリスクもあり、高齢の方には特に危険です。
その点、片付け業者は重量物の運搬にも慣れているプロであるため、安心して依頼できます。
また、自治体の粗大ごみ回収では、申し込みや料金の支払い、指定日に出すなどの手間がかかりますが、業者に依頼すれば一度にまとめて処分可能です。
さらに、業者は廃棄物への処理ライセンスを持っているため、適切な処分方法で確実に処理してくれます。
メリット3.不用品を買い取ってもらえる
片付け業者の中には、不用品の買取も行っているところが多くあります。
長年使っていない家電製品や、子どもが使っていた学習机、本棚などの家具類も、状態が良ければ買い取ってもらえる可能性があるでしょう。
買取金額は物によって異なりますが、片付けや清掃にかかる費用と相殺できることもあります。
また、リサイクルショップに持ち込む手間も省けるため、一石二鳥です。
ただし、買取可能な商品は業者によって異なるため、事前に確認することをおすすめします。
4.家の片付けを業者に依頼するデメリット
家の片付けを業者に依頼する際には、メリットだけでなく以下のデメリットも存在します。
- 自力で片付けるよりも費用がかかる
- 信頼できる業者を探す必要がある
それぞれのデメリットについて詳しく解説します。
デメリット1.自力で片付けるよりも費用がかかる
家の片付けを業者に依頼する場合、当然ながら費用が発生します。
一般的な家庭の片付けの費用相場は後述しますが、数万円から数十万円程度の費用がかかることも珍しくありません。
特に、広い面積の片付けや、大量の不用品処分が必要な場合は、それだけ費用も高額になります。
ただし、以下のように時間・労力・安全性などを総合的に考えると、業者への依頼費用は決して高すぎるとは言えないでしょう。
- 休日を数日使う必要がある
- 体力的な負担が大きい
- 重いものを持ち上げる際の怪我のリスクがある
- 高所作業時に転落などの危険性がある
- 不用品処分にはゴミ袋代や処分費用がかかる
特に、高齢の方や体力に自信のない方にとっては、むしろ積極的に選びたい選択肢となる場合も多いです。
デメリット2.信頼できる業者を探す必要がある
片付け業者を選ぶ際にもっとも注意すべき点は、信頼できる業者を見つけることです。
近年、片付けや不用品回収の需要が高まるにつれ、さまざまな業者が参入してきています。
その中には悪徳業者も存在し、見積もり時と実際の請求額が大きく異なったり、作業が雑だったりするケースも報告されています。
そのため信頼できる業者を見つけるためには、まず複数の業者の見積もりを比較することが重要です。
その際、料金が極端に安い業者や、見積もり時の説明が曖昧な業者には要注意です。
また、業者の実績や口コミ、許認可の有無なども確認しましょう。
特に不用品の処分に関しては、適切な許可を持っているかどうかの確認が重要です。
無許可の業者に依頼してしまうと、不法投棄などのトラブルに巻き込まれる可能性もあります。
5.家の片付けを業者に依頼するときの料金相場は?
家の片付けを業者に依頼する際の料金は、部屋の広さや片付けの内容によって大きく変わってきますが、一般的な料金相場は以下のとおりです。
間取り | 費用の目安 |
1K〜1R(9㎡〜28㎡) | 80,000〜280,000円 |
1DK〜3LDK(25㎡〜70㎡) | 130,000〜500,000円 |
4DK〜(71㎡~) | 240,000〜700,000円 |
物量過多の部屋(ゴミ屋敷) | 要見積もり |
これらの料金には、基本的に作業員の人件費、清掃費用、不用品の処分費用などが含まれています。
ただし、特殊な作業や大型家具の処分、エアコンの取り外しなどは別途料金が発生する場合もあるため業者に確認しましょう。
また、片付けの難易度によっても料金は変動します。
例えば、階段の有無や駐車場からの距離、エレベーターの有無なども料金が変動する要因です。
特に物量過多の部屋(いわゆるゴミ屋敷)の場合は、作業量や処分量が通常より多くなるため、必ず事前の現地確認と詳細な見積もりが必要です。
なお、不用品の買取サービスを利用することで、全体の費用を抑えられる可能性もあります。
業者選びの際は、単に料金だけでなく、サービス内容や実績、アフターフォローなども含めて総合的に判断してください。
6.家の片付けを業者に依頼するときの料金を安く抑える方法
家の片付けを業者に依頼する際、料金を抑えるためのポイントを紹介します。
- 複数の業者から見積もりを取る
- 可能なものは買い取りをしてもらう
- 可能な限り片付けを済ませておく
上記3つの方法を実践することで、費用を抑えましょう。
方法1.複数の業者から見積もりを取る
家の片付けを業者に依頼する際は、最初から一社に決めずに複数の業者から見積もりを取ることをおすすめします。
特に初めて依頼する場合は、料金の相場感がわからないことが多いため、最低でも2〜3社に見積もりを依頼しましょう。
見積もりを比較する際は、単に金額だけでなく、作業内容や時間、スタッフの人数なども確認することが重要です。
また、見積もり時に現場を確認してもらうことで、より正確な金額を把握できます。
中には、見積もり時に「他社より安くします」と提案してくれる業者もあるため、交渉の余地が生まれる可能性もあります。
方法2.可能なものは買い取りをしてもらう
片付けの際に出てくる不用品の中には、買取可能なものが含まれていることもあります。
特に、家電製品やアンティーク家具、貴金属類、ゲーム機、楽器などは、状態が良ければ買取の対象となりやすいです。
買取金額は片付け料金と相殺できるため、実質的な負担を減らすことができます。
また、最近では片付けと買取を同時に行うサービスを提供している業者も増えているので、事前に買取可能なものがないか確認してみましょう。
ただし、買取金額は業者によって異なることがあるため、この点でも複数の業者に見積もりを依頼することをおすすめします。
方法3.可能な限り片付けを済ませておく
業者に依頼する前に、自分でできる部分はあらかじめ整理しておくことで、作業時間を短縮でき、結果的に費用を抑えることができます。
例えば、小さなゴミの処分や、不用品の分別などは自分で行うことが可能です。
また、業者に依頼する範囲を明確にすることで、必要以上のサービスを依頼せずに済みます。
例えば「この部屋は自分で片付けるので、重たい家具の移動だけお願いしたい」といった具合に、作業範囲を限定するなどの活用方法もあります。
事前の整理整頓は、作業効率を上げるだけでなく、自らの持ち物を見直す良い機会にもなるため、余裕があれば自力での片付けも検討しましょう。
7.家の片付けに困ったときは業者に依頼しましょう
大量の荷物を自力で片付けるのは体力的にも精神的にも大変な作業です。
そのようなとき、片付け業者に依頼することで、スムーズに整理を進めることができます。
業者に依頼することで、重たい家具の移動や不用品の処分、さらには買取までワンストップで対応してもらえます。
不用品の買取を活用したり、できる範囲の片付けを事前に済ませておくことで、費用を抑えることも可能です。
家の片付けに悩んでいる方は、一人で抱え込まず、プロの力を借りることを検討してみてはいかがでしょうか。