ゴミ屋敷の原因は病気?片付けられない病気の特徴や対処法まで解説

ゴミ屋敷の原因は病気?片付けられない病気の特徴や対処法まで解説

「何度言っても、身内の部屋のゴミ屋敷が治らない」とお悩みではありませんか?

何度注意してもゴミ屋敷が改善されず、叱責が喧嘩に発展してしまうほどであれば、単なる怠惰ではなく病気が原因かもしれません。

ゴミ屋敷の背景には、ためこみ症や強迫性障害など、さまざまな精神疾患が潜んでいる可能性があります。

そこで本記事では、ゴミ屋敷の原因となる病気や特徴、適切な対処法を紹介します。

相手の状況を理解し、寄り添いながら問題解決へと導くヒントが見つかるはずです。

一緒に、ゴミ屋敷問題の根本的な解決策を探っていきましょう。

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うつ病・強迫性障害・セルフネグレクトなど、心の状態が影響して片付けられないことは珍しくありません。

でも、放置すると害虫・悪臭・健康被害・近隣トラブルが発生し、強制退去につながることも…。

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目次

1.本人のせいじゃない!ゴミ屋敷の原因と考えられる7つの病気

ゴミ屋敷の画像

ゴミ屋敷の原因は、すべてが単なる怠惰とは限りません。

本人だけではどうしようもできない、病気の可能性があります。

ここでは、ゴミ屋敷化の原因と考えられる7つの病気について詳しく見ていきましょう。

  • ためこみ症
  • 買い物依存症
  • 強迫性障害(OCD)
  • 統合失調症
  • うつ病
  • 認知症
  • セルフネグレクト

それぞれ詳しく解説します。

病気1.ためこみ症

ためこみ症は、不要な物を捨てられず、ため込んでしまう精神疾患です。

他人には価値がないと思える物でも強い愛着を感じ、手放すことができません。

結果、生活空間が物で溢れかえり、ゴミ屋敷化してしまいます。

ためこみ症は強迫性障害の1つとも言われており、物を捨てることに強い不安や恐怖を感じるのも特徴です。

「いつか使えるかもしれない」「思い出の品だから」といった理由で、不要だと感じる物まで保管し続けてしまいます。

病気2.買い物依存症

買い物依存症とは、必要以上に物を購入する衝動が抑えられない病気です。

買い物をすることでストレスを発散したり、一時的な幸福感を得たりします。

結果、不要な物が家にたまり続け、ゴミ屋敷化の原因になるのです。

購入した物を使用せずに放置することも多く、新品のまま山積みになっていることも少なくありません。

また、金銭的に余裕がなくなっても買い物を辞められず、借金や家計の破綻につながることもあります。

病気3.強迫性障害(OCD)

強迫性障害(OCD:Obsessive-Compulsive Disorder)とは、自分の意思に反して特定の考えや行動を繰り返してしまう精神疾患です。

症状の1つにホーディング(ためこみ症)があり、物を収集してはため込む強迫的な行動がゴミ屋敷化の原因に。

ため込んだゴミを捨てられないのも、強迫性障害の可能性もあるため、怠惰だと決めつけず本人の状態を理解することからはじめましょう。

病気4.統合失調症

統合失調症とは、現実を正しく認識することが難しくなる精神疾患です。

幻覚や妄想といった症状が現れ、日常生活に大きな支障をきたすことがあります。

統合失調症の症状の1つに、ゴミを捨てられずにためこんだり、掃除をはじめてもすぐに別のことをしたりといった行動が、ゴミ屋敷化を招いてしまいます。

病気5.うつ病

うつ病は、すべての行動や出来事をマイナスに捉えてしまうことで、物事への意欲がなくなってしまう精神疾患です。

これまで日常的に行えていた、ゴミ捨てや部屋掃除の意欲の低下がゴミ屋敷化の原因に。

実際「どうせ何をしても無駄だ」などの否定的な思考に陥りやすく、掃除や整理整頓をやる気になれません。

病気6.認知症

認知症は、記憶力や判断力、理解力が著しく低下していく進行性の脳の病気です。

ゴミをゴミと判別できなくなったり、ゴミ出しの日を忘れたりすることで、ゴミ屋敷化が進行します。

また、認知症とゴミ屋敷の関係については「認知症がゴミ屋敷に関係する?ゴミ屋敷を防ぐ方法や相談できる場所を紹介」の記事でも解説しているので、併せてご確認ください。

病気7.セルフネグレクト

セルフネグレクトとは、生活や仕事、自分のことに無関心になる状態のこと。

食事や入浴など、自分の身の回りの世話が疎かになってしまうため、最低限の生活水準すら保つのが難しくなってしまいます

結果、些細なゴミ捨てや部屋の掃除なども疎かになるのも、ゴミ屋敷化が進行する原因です。

また、以下の記事ではゴミ屋敷の原因となる7つの精神疾患についても紹介しているので、こちらもご覧ください。

ゴミ屋敷になるのは精神疾患のせい?7つの精神疾患とその理由、対処法を紹介

2.病気以外にも!ゴミ屋敷化してしまう人5つの特徴

ゴミ屋敷に悩む人

ゴミ屋敷化の原因は、必ずしも病気だけではありません。

特定の性格や考え方を持つ人も、ゴミ屋敷になりやすい傾向があります。

以下が、ゴミ屋敷化しやすい人の5つの特徴です。

  • 完璧主義な人
  • ストレスを溜め込みやすい人
  • 物への執着心が強い人
  • 捨てるのをもったいないと感じる人
  • 汚いものに触れることができない人

詳しく見ていきましょう。

特徴1.完璧主義な人

完璧主義の人は、ゴミ屋敷化のリスクが高いことをご存知でしょうか。

一見、几帳面で整理整頓が得意そうに思えますが、実は逆効果になることがあります。

完璧主義な人は掃除や片付けを始めると、すべてを完璧にしなければ気が済みません。

そのため「今日は時間がないから」「疲れているから」と、掃除や片付けの開始自体を先延ばしにしてしまいます。

また、いざ掃除を始めても、完璧を求めるあまり途中で挫折してしまうことも少なくありません。

結果、日々の小さな整理整頓が行われず、徐々にゴミや不用品が蓄積します。

以下の記事でもゴミ屋敷にになる原因を詳しく紹介しているので、こちらもぜひご確認ください。

ゴミ屋敷になる原因は?ゴミ屋敷の住人の心理状態やリスク、解決方法を紹介

特徴2.ストレスを溜め込みやすい人

ストレスを溜め込みやすい人は、知らないうちにゴミ屋敷化のリスクを高めています。

ストレスが溜まると、うつ病によるセルフネグレクトなどの精神疾患を誘発する可能性が高まるためです。

うつ状態になると、日常的な家事や片付けへの意欲が著しく低下してしまい、ゴミ屋敷化を進行させてしまいます。

また、ストレス解消の手段として、過度な買い物に走る人も。

一時的なストレス解消にはなりますが、徐々に不要な物が増え、部屋が散らかる原因になるでしょう。

特徴3.物への執着心が強い人

物への執着心が強い人も、ゴミ屋敷化のリスクが高いです。

物に対する強い感情的な結びつきが、不要な物を手放すことを困難にするためです。

「思い出の品だから」「いつか使えるかもしれない」といった理由で、実際には不要な物でも手放すことができません。

また、新しい物を手に入れて一時的な満足感を得ようとする傾向があり、買い物依存症にも陥りやすいです。

このように、不要なものが次々と部屋にたまり、ゴミ屋敷化を招いています

特徴4.捨てるのをもったいないと感じる人

「物を捨てるのはもったいない」という感覚は美徳とされることもありますが、極端になるとゴミ屋敷化の原因に。

物を捨てるのがもったいないと感じる人は、物の潜在的な価値や再利用性を過大評価しがちです。

例えば「いつか使えるかもしれない」「直せば使えるはず」といった思考から、実際には不要な物や修理不可能な物まで保管し続けます

適度な「もったいない」精神は資源の有効活用につながりますが、行き過ぎると逆効果です。

特徴5.汚いものに触れることができない人

汚いものに触れることができない、いわゆる潔癖症な傾向がある人は、ゴミ屋敷化のリスクが高いです。

潔癖症の人は、ゴミや汚れに対して強い嫌悪感を持つため、ゴミを直接触って処理したり、汚れた場所を掃除したりすることに抵抗を感じます。

特に一人暮らしの場合、潔癖症の人はこの傾向が顕著です。

しかし、誰かに頼むこともできず、かといって自分でも処理できないという状況に陥ってしまいます。

結果的にゴミの処理や掃除ができず、徐々に部屋の中にゴミや汚れが蓄積してしまう仕組みです。

3.そのままにしないで!ゴミ屋敷の放置に潜む5つのリスク

リスク

ゴミ屋敷の状態を放置することは、想像以上に深刻な問題を引き起こします。

以下が、ゴミ屋敷の放置によって生じる5つのリスクです。

  • 身体的な病気につながる
  • 悪臭や害虫が発生する
  • 漏水・漏電が起きる
  • 近隣トラブルを招く
  • 精神的な病気がさらに悪化する

ゴミ屋敷を放置するリスクを理解することで、問題を早期解決する重要性がより明確になるでしょう。

リスク1.身体的な病気につながる

ゴミ屋敷の放置は、居住者の身体的な病気につながる可能性があります。

まず、腐敗した食品や生ゴミの蓄積による食中毒につながりかねません。

バクテリアや有害な微生物が繁殖し、触れたり知らずに摂取したりすることで、嘔吐や下痢などの症状を引き起こします。

また埃やカビの蓄積は、アレルギー反応や喘息の悪化、さらには慢性的な呼吸器疾患につながる恐れも。

ゴミ屋敷の放置は単なる生活環境の問題だけではなく、健康被害をもたらす可能性のある重大な問題です。

リスク2.悪臭や害虫が発生する

ゴミ屋敷の放置は、悪臭や害虫が発生するリスクもあります

生ゴミや腐敗した食品の蓄積は、強烈な悪臭の原因となり、居住者の日常生活を著しく損なうだけでなく、近隣住民にも迷惑をかけます。

長期的な悪臭の放置は、頭痛やめまい、吐き気などの身体症状を引き起こす原因に。

さらに、不衛生な環境は様々な害虫の温床になります。

ゴキブリやハエ、ネズミなどの害虫は、食品残渣や汚れに引き寄せられて繁殖する代表例です。

悪臭や害虫の問題は時間とともに悪化し、解決がより困難になります。

早期の対処が問題の拡大を防ぎ、健康的な生活環境を取り戻すための鍵になるでしょう。

また、害虫が増えた結果、喘息やアレルギーのリスクが高まります。

以下の記事を確認して、害虫が発生する仕組みと健康被害について知っておきましょう。

家に虫が湧く原因は4つ!正しい駆除方法を解説します

リスク3.漏水・漏電が起きる

ゴミ屋敷の状態が続くと、漏水や漏電といった事故のリスクも高まります。

まず、漏電の原因は、コンセントや電子機器周りに蓄積されたゴミや埃です。

コンセントや電気機器周りに蓄積されたゴミや埃が、湿気を含んだ状態で電気が流れることで、ショートや発火を引き起こします。

また漏水の発生は、排水口や水回りにゴミが溜まることで、水の流れが妨げられるのが原因です。

結果、排水口や水回りに詰まった水があふれ出し、床や壁に浸水被害をもたらします。

漏水や漏電は単に不快なだけでなく、生命の危険にもつながる問題です。

リスク4.近隣トラブルを招く

ゴミ屋敷の放置は個人の問題にとどまらず、近隣住民との深刻なトラブルを招きます。

コミュニティの調和を乱し、孤立を深める原因となりかねません。

まず、ゴミや腐敗物から発生する強烈な悪臭は、隣接する住居や周辺地域にまで広がり、近隣に住む人の日常生活にまで支障をきたします

また、ゴミ屋敷は害虫やネズミなどの温床となりやすいため、周辺地域に拡散されることで、近隣住民の生活環境にも悪影響を及ぼすでしょう。

リスク5.精神的な病気がさらに悪化する

ゴミ屋敷状態が続くことで、居住者の精神的な健康状態もさらに悪化するリスクがあります。

散乱したゴミや物に囲まれた生活は、日常的な不快感や不安感を引き起こすためです。

ゴミ屋敷の状態を恥じて人を家に招くことを避けたり、外出を控えたりすることで、人間関係が希薄になるでしょう。

ゴミ屋敷化による孤立感は、うつ症状や不安障害をさらに悪化させる要因です。

「自分にはもう何もできない」という諦めの気持ちが強くなり、改善への意欲が失われていきます。

ゴミ屋敷の放置は精神的な悪循環を生み出し、既存の精神疾患をさらに悪化させることが多いです。

4.ゴミ屋敷化の原因が病気だとわかった時の対処法3つ

対処法

ゴミ屋敷化の原因が病気だと判明した場合、適切な対処が必要です。

ここでは、効果的な3つの対処法を紹介します。

以下で紹介する方法を組み合わせることで、より良い結果が期待できます。

  • 医療機関を受診する
  • 積極的に周りが協力する
  • ゴミ屋敷片付け業者に依頼する

それぞれの対処法について、詳しく見ていきましょう。

対処法1.医療機関を受診する

ゴミ屋敷化の原因が病気だと分かった場合、最初に行うべきは医療機関の受診です。

精神科や心療内科などの専門医を受診し、詳しい診断を受けましょう。

うつ病、強迫性障害、ためこみ症など、さまざまな精神疾患がゴミ屋敷化の背景にあります。

専門医は症状に応じた適切な治療法を提案してくれ、ゴミをためこむ行動の根本的な原因に対処できるでしょう。

定期的な通院と処方された薬の服用を継続することで、症状の改善も期待できます。

対処法2.積極的に周りが協力する

ゴミ屋敷化の原因が病気だと分かった場合、当事者だけでの解決は困難です。

家族や友人、近隣住民など周囲の人が積極的に協力しましょう。

当事者の状況を理解し、批判や非難は避けて受け入れる姿勢が大切です。

一緒に医療機関に付き添ったり、服薬管理を手伝ったりしましょう。

また、片付けや掃除を手伝う際は、当事者の意思を尊重しながら進めることがポイントです。

強制的な片付けは、かえって当人のストレスを増大させます。

少しずつ、一緒に整理整頓を行うことで、徐々に生活環境を改善していきましょう。

一時的な支援だけでなく、長期的な視点で寄り添い続けることが、ゴミ屋敷問題の再発防止につながります。

周囲の協力があれば当事者は孤立感がなく、前向きに問題に取り組めるでしょう。

対処法3.ゴミ屋敷片付け業者に依頼する

ゴミ屋敷の片付けは、専門的な知識と経験が必要な作業です。

特に、病気が原因でゴミ屋敷化した場合、当事者や周囲の人だけでの対応には限界があります。

そこで、ゴミ屋敷片付け業者に依頼することも検討してください。

大量のゴミや不用品の分別、処分方法の選択や害虫駆除など、さまざまな課題に適切に対応してくれます。

ゴミ屋敷片付け業者の利用は、迅速かつ効果的にゴミ屋敷問題を解決する手段です。

専門家のサポートを受けることで、清潔で快適な生活環境を取り戻しましょう。

ゴミ屋敷のセルフチェック:自分が当てはまるか確認しよう

ゴミ屋敷のセルフチェック:自分が当てはまるか確認しよう

ゴミ屋敷は、気づかないうちに少しずつ進行します。

「自分は大丈夫」と思っていても、すでに片付けられない状態になっていることも珍しくありません。

本章では、ゴミ屋敷の兆候をセルフチェックできる項目を紹介します。

当てはまる項目が多い場合は、早めに対策を考えましょう。

チェック1.ゴミが片付けられず、床が見えなくなっている

部屋の床がゴミや物で埋まり、歩くスペースが限られている場合、ゴミ屋敷化が進行している可能性が高いです。

生活しているうちに物が増えるのは自然なことですが、片付けの習慣がなければ、ゴミや不要な物が溜まりやすくなります

放置すれば、部屋全体がゴミで覆われ、掃除が困難になるだけでなく、害虫や悪臭の発生源にもなりかねません。

例えば、「あとで捨てよう」と思っていたコンビニの袋や空き缶がそのまま放置され、それが積み重なってしまうことがあります。

また、使わなくなった家電や衣類を捨てられず、部屋の隅に積み重ねているうちに、気づけば床全体がゴミや物で覆われてしまうケースもあるでしょう。

床がゴミや不用品で埋まる前に、定期的に片付ける習慣をつけることが大切です。

チェック2.部屋の悪臭に慣れてしまって気にならない

ゴミが溜まると悪臭が発生しますが、長期間その環境にいると、臭いに慣れてしまい気づかなくなることがあります。

人間の嗅覚は、同じ臭いを嗅ぎ続けると順応しやすい特性があるのです。

そのため、部屋の中にいる間は臭いに気づきにくくなり、ゴミや腐敗した食べ物の臭いがあっても違和感を感じにくくなります

例えば、外出してから帰宅した際に「なんだか部屋が臭う」と感じることがあれば、それはすでにゴミ屋敷の兆候かもしれません。

また、友人や家族が訪れた際に「変な臭いがする」と指摘された経験がある場合も注意が必要です。

悪臭の有無を確認するために、定期的に換気を行い、外出後に部屋の臭いを意識しましょう。

チェック3.「捨てるのがもったいない」と感じて物をためこみやすい

「いつか使うかもしれない」「まだ使える」と思い込んで物を捨てられない場合、ゴミ屋敷化が進行しやすくなります。

物を捨てられない心理の背景には、「もったいない」「捨てると損をした気分になる」といった感情が関係しているからです。

その結果、使わないものでも手放せず、部屋が物で溢れかえってしまいます。

例えば、古くなった家電や壊れた家具を「修理すれば使えるかもしれない」と思い、長期間放置してしまうケースがあります。

また、着なくなった服を「いつか着るかもしれない」と押し入れに詰め込み続けることも、ゴミ屋敷化の原因となるでしょう。

物が増えすぎないように「1年以上使っていないものは処分する」「新しい物を買ったら古い物を捨てる」といったルールを設けるなどの対策がおすすめです。

チェック4.ゴミ袋や不用品が部屋に山積みになっている

ゴミ袋や不用品を放置し続け、部屋の一角に積み重なっている場合、ゴミ屋敷化が進んでいる可能性が高いです。

ゴミをすぐに捨てる習慣がないと、袋のまま放置され、気づけば部屋の中にゴミ袋がいくつも積み重なってしまうことがあります。

例えば、燃えるゴミやペットボトルの回収日に出せず、「次の回収日にまとめて出そう」と思っているうちにゴミがどんどん増えてしまうケースが多いです。

また、通販のダンボールを捨てずにそのまま積んでいるうちに、部屋の空間を圧迫してしまうこともあるでしょう。

ゴミ袋や不用品が増えないように、回収日を意識し、こまめに捨てる習慣をつけることが大切です。

チェック5.知人や家族を家に招くのを避けるようになった

ゴミが増えて部屋が散らかると、知人や家族を家に呼ぶのをためらうようになります。

部屋の状態を見られたくないという心理が働き、次第に他人との交流を避けるようになるからです。

その結果、孤立し、さらに片付ける意欲を失う悪循環に陥ることがあります。

例えば、「片付けが終わったら呼ぼう」と思いながらも、なかなか片付けられず、そのまま人を招かなくなってしまうパターンが多いです。

また、家族からの訪問を断ったり、友人を外で会うようになったりする場合も、ゴミ屋敷化が進んでいる兆候といえるでしょう。

他人を家に招けなくなったと感じたら、早めに片付けを始めることが大切です。

チェック6.何から片付ければいいのか分からず手をつけられない

部屋が散らかりすぎてしまい、「どこから手をつければいいのか分からない」と感じる場合、ゴミ屋敷の状態が進行している可能性があります。

物が多すぎると、片付けを始めること自体が精神的な負担になり、結果的に先延ばししてしまいがちだからです。

そのうち「もうどうしようもない」と諦め、ゴミの量がさらに増える悪循環に陥ることも珍しくありません。

例えば、「今日は片付けよう」と思っても、どこから手をつけていいのか分からず、結局何もしないまま時間が過ぎてしまうことが多いです。

また、片付けをしようとしても、途中で疲れてしまい、すぐにやめてしまうケースもあります。
片付けを始めるには、小さな場所から少しずつ進めるのが効果的です。

まずは机の上だけ、床の一部分だけといったように、負担の少ない範囲から取り組みましょう。

ゴミ屋敷になる病気を把握して適切に対処しましょう

ゴミ屋敷化の背景には、単なる怠惰だけではなく、さまざまな病気や心理的要因が潜んでいます。

なかでも、ためこみ症や買い物依存症、うつ病などはゴミ屋敷を引き起こす主な原因です。

ゴミ屋敷の放置は、身体的・精神的健康への悪影響や近隣トラブル、さらには火災や事故のリスクなど、深刻な問題を引き起こします。

医療機関の受診で根本的な原因に対処しつつ、ゴミ屋敷片付け業者などの専門的なサービスを利用して迅速に片付けましょう。

当事者の尊厳を守りながら周囲が寄り添い、専門家のサポートを受けることで、健康的で快適な生活環境を取り戻してください。

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